15年前のタイと中国 その3

それでは現在の中国(広東省)はと言いますと

香港と同じぐらい治安が良くなっていると思います。
もう羅湖駅に降り立ってもビクビクする事も有りません。
暗くて怖いイメージの有った羅湖の駅も今やすっかり近代化され
周りを見回せばスーツを着た西欧人のビジネスマンや
おしゃれな香港人が颯爽と歩いています。
また中国人も格段に垢抜け自信に満ちている様に見受けられます。
(気のせいかな?? 勿論怪しい感じの中国人だって未だ居ますけど...)
これはやはり中国の経済成長よるところが大きいと思いますが、
今の中国人を見ていると日本人より豊かな生活をしているのでは
と感じる事が多々有ります。
現時点での中国の最低賃金が一番高いのが上海(2,190元/月)で
2番目に高いのが深セン市 (2,030元/月) ですが5年前は現在の約半分の水準でした。
実際には現在の中国は売り手市場の為、最低賃金の給与では誰も雇えない状況です。
従って実際の最低レベルの給与水準は深セン市では6000元/月が相場かと思います。
世界2位の経済大国になった中国、もはや追い剥ぎなんかやってられません
と言う事で皆さん人生を謳歌しており、治安の良い中国が出来上がった訳です。
金持ち喧嘩せず 勿論追い剥ぎもしません。

15年前のタイと中国 その2

また当時一緒に仕事をしてた中国人のスタッフから
最近はニセバスが多いから注意して下さいね、
と言われた事も有りました。
因みにニセバスとは、路上での追い剥ぎの進化版で

追い剥ぎさんがバス乗車後に運転手と乗客からを携帯電話と現金を

強奪した後に、今度はバスの運転手に成りすまして

各バスの停留所を回って一定の乗客を確保した後に
乗客から現金と携帯電話を強奪すると云う。
俄かには信じ難い話ですが、何人かの中国人スタッフはニセバス被害に
有ってました。公共の交通手段が信じられないと云う。
勿論、タクシーの運転手さんなんて追い剥ぎ予備軍みたいなもんでした。
狭い空間でハンドルを預けているのですから、当時は何が起きても
しょうがないという覚悟でタクシーに乗っていました。
勿論、日本人の交通手段は会社の車か信頼出来る白タクでしたが、
やむ得ずタクシーに乗る時は皆、ハラハラしてたもんです。

15年前のタイと中国 その1

さて2017年始まりましたが

自分が始めて海外に出たのが、29年前!!

そして海外を真剣に放浪するようになったのが丁度15年前!!

光陰矢のごとしですが... この年になると毎年が非常に早く感じられます。

それでもタイ(バンコク)と中国(広東省)を15年前と現在で比較すると

やはりそれなりに状況が変わってきています。

15年前の中国、広東省は 正直怖くてしょうがなかったです。

当時から広東省の深セン市には頻繁に商談で来ていましたが、

(勿論商談と言っても大した商談では全くありません)

香港から当時のKCR(今のMTR)で羅湖駅に降り立った時の殺伐さを

思い出すと今でもブルッときます。

当時は日本人が普通に強盗に遭遇して悲惨な目にあってました。

自分の知人の中でもパスポート、財布、携帯電話の3点セットを強奪された

日本人は両手の指では足りません。

当時の日本人駐在員のKさんは旧正月の直前にパスポート、財布、携帯電話

を取られて日本行きの航空券がただの紙切れに。

結局パスポートを広州の日本領事館で再発行して貰ったのは旧正月明けでした。

旧正月の間、お金も無く、携帯も無い状態で工場に泊り込んで

(工場も旧正月期間中は休工でしたが) 耐えに耐えていたそうです。

本人談ですが本当に気が狂いそうになったそうです。

 

 

2017年始まりました

新年おめでとう御座います。

2017年始まりました。

大晦日と元旦は香港で広東省の深センを行ったり来たりしていました。

思い立ったらの性格なので大晦日の直前で

日本/タイに帰ろうかな~とか

マレーシアも2週間程御無沙汰なので軽く行って来ようかな~と

考えましたが、飛行機のチケットが高額だったので断念しました。

*関空行き往復チケットが香港ドルで5,000HKD強 by キャセイ航空

結局香港/深せんで飲み遊び歩いたのですが、

5,000HKD以上を2日で散財してしまい軽い自己嫌悪に陥ってしまいました。

まあ自分の生き方としては蟻とキリギリスのキリギリスなので

元旦から自分の管理能力の無さを改めて実感出来たのは良い事でしたが 笑

マレーシアは昨日からですが、香港/中国/タイは今日が仕事初めの一日となります。

今年も適当に働いて、好き放題散財して放浪しながら生きていきますよ~

 

 

自由な国 タイランド

非常にガッカリな話ですがタイに住んでいると、

(しかも特に働いているわけでないと)
何故日本という世界有数の住みやすい国から
タイにわざわざ来て住んでいるのと変な色眼鏡で見られる事が有ります。
実は日本には居場所が無いんです、人生の脱落者なので
と笑って答える様にしています。
特にタイ人からはこの手の質問は受けませんが、
日本に戻ってくると日本人から色々なツッコミを受けます。
 
若干自意識過剰かもしれまんが、
日本人のオジサン、独身、放浪者の自分を見て
タイ人の女性に嵌ったのねと穿った見方をされる事も有るかと思ってます。
皆さん 大人なのでそこまでは切り込んで来ませんが。
確かにタイ人の女性に惚れ込む人は少なくないと思いますし、
そこを否定するつもりも全くないです。自分も嫌いではないので。
 
但し 正直 この歳でそこまでの欲も無い今の自分にとって
タイというが日本より居心地が良で何故居心地が良いのかと考えみたら
タイという国が自由で許容範囲が広い国なんだからだと
遅まきながら気がつきました。
タイも階級社会で身分格差が激しい国と云うのは良く云われている事ですが、
それでもそこを突き抜けてしまえば非常に自由。
しですがタイではありのままの自分を表現しても、
自分のやりたい事をしても誰にも干渉されないし差別も受けません。
(勿論他人に迷惑をかけなければですが)
自分は自分、他人は他人。
そう云う概念で構成された社会なので
タイは自分みたいな人生の敗北者にも居心地が良い国なのかなと。
そうは言ってもタイで嫌な目に遭った事だって星の数程有りますけどね!!